背側縫線核(Dorsal Raphe Nucleus; DRN)
中脳から脳幹の内側部に分布する細胞集団で、複数の核よりなる縫線核「群」である。元々ニッスル染色により同定されたが、後に免疫組織学的手法により
セロトニン(serotonin; 5-HT)
細胞の分布とほぼ重なることが判明し、DahlströmとFuxe
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によって9つの神経核B1-B9(表)の集合体として記載された。ただし、セロトニン細胞は縫線核外の近傍領域にも存在し、逆に、縫線核にはセロトニン以外の伝達物質を含む神経細胞も存在する。
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脳科学辞典